春一番はなぜ吹く?なぜあんなにも強いの?知っておきたい季節の風

 

春が近づいてくると、毎年猛烈に強い風が吹きます。

 

この春になる前に吹く猛烈な風をよく「春一番」と呼ばれ、季節の風物詩としてよく知られているかと思います。

 

この春一番ですが、名前はすごい爽やかな感じなんですが、実際の風は爽やかどころじゃないですよね。

 

年によってはあまりに強くて自転車が中々進まないなんて事もありました。

 

せっかく厳しい寒さから開放されていくと思えば、春が来る前にこの試練。

 

中々厳しいものがありますよね。

 

ところで、この春一番ですが、なぜ春になる前にあんなに強い風が吹くのでしょうか?

 

それに、どれぐらいの期間あの強い風に耐えなければならないのでしょうか?

 

ということで、今回は春一番はなぜ吹くのか?なぜあんなに強いのか?等、春一番について色々と調べてみました。

 


 

春一番とは?

 

春一番とは2月から3月半ば、立春から春分の間に吹く風の事です。

 

その年に初めて吹く南よりの風で、この風が吹いた日は気温が上昇し、その次の日に気温が下がることが多いです。

 

この寒さが戻ってしまうことを「寒の戻り」と言ったりします。

 

春一番が吹く条件

 

春一番が吹く条件は、立春から春分までの間に、日本海に発生した低気圧へ向かって、南側の高気圧から10分間で風速8m/s以上の風が吹き込んで、且つ前日に比べて気温が高くなっていくことが条件になります。

 

立春から春分までの間にこのような強い風は何度か吹くことがあり、その際は全てが春一番という名前ではなく、「春二番」や「春三番」と言われたりします。

 

また、条件の期間以外に春一番と似たような風が吹くことがありますが、この場合は春一番の条件から外れている為、春一番とは呼ばないそうです。

 

ちなみに、春一番は毎年吹くわけではなく、年によっては吹かない場合があります。

 

春一番はなぜ吹くのか?

 

春一番が吹くと言われる、立春から春分までの間というのは、日本海側に温帯低気圧が発生するようになり、この温帯低気圧が原因によって強い風が発生します。

 

立春までの冬の間、日本付近には高気圧を回るように低気圧が進んでおり、通常だと発達した低気圧は太平洋側を通り、暖気は日本に入いりにくくなっています。

 

しかし、立春から春分までの間に、温帯低気圧が周期的に通るようになっていき、上空の寒気を伴って日本海にすごい勢いで発達する低気圧が発生していきます。

 

そして、その発達した低気圧に今まで入ってこなかった暖気が一気に入っていくようになり、強い風を発生させるというワケです。

 

この春一番が派生した後は、冬型の気圧配置戻りやすいので、春一番が吹いた後は急に寒くなったりします。

 

なぜ春一番?

 

春一番と言う名前の由来は、色々と諸説はありますが、江戸時代頃の漁師が使っていた言葉から来ているそうです。

 

1859年(安政6年)2月13日(今の暦でいくと、3月17日)、長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現在の壱岐市)の漁師が、おりからの強い風によって転覆してしまい、53人の死者を出しました。

 

それ以降、漁師たちはこの強風の事を「春一」もしくは「春一番」と呼ぶようになりました。

 

その後、民俗学者である宮本常一が、1959年に壱岐で使われている言葉として「春一番」を紹介し、一般に広まるようになりました。

 

ちなみに、この春一番で亡くなった漁師たちを供養する為に、壱岐市の郷ノ浦には「春一番の塔」と言うものが建てられています。

 

風速8m/sってどれぐらい強いの?

 

春一番の条件として、風速8m/s以上の風となっていますが、実際のところどれくらい強いのでしょうか。

 

風速というのは、10分間吹き続けたときに平均して1秒で何m進むかを現しています。

 

なので、風速8m/sというのは1秒で8m進むというわけですね。

 

時速に換算すると、時速28.8km(8×60×60×0.001)となります。

 

数字で見ても、ちょっとわかりづらいと思いますが、この風の強さは、小枝が絶え間なく揺れたり、水面に波が立っていきます。

 

また、お店なんかのぼりなんかも激しく揺れるので、思った以上に強い風になっています。

 

春一番は思った以上に危険

 

春一番は爽やかな名前とは裏腹に、思った以上に強い風が吹くので、十分に注意が必要になります。

 

春一番の条件は風速8m/s以上とされているので、これよりも強い風になる時もあり、場合によっては台風並みの風になるときもあります。

 

ちなみに、関東地方では最大瞬間風速21m/sの風が吹いたことがあります。

 

台風の風は風速17.2m/sからになりますので、まさに台風並みの風が吹いたということになります。

 

特に近年では、異常気象が続いているので、特に注意が必要になってきています。

 

なので、春一番が吹いている間、あまりにも風が強いは日は外出を避けるなどして、注意するようにしましょう。

 


 

春なのに台風並みの風が吹くというのは、ちょっと勘弁してもらいたいですよね。

 

特に、ここ何年かは異常気象が続いているので、もしかしたら今後もっと強い風が吹くのかもしれません。

 

そうなったら、もう外出どころではありませんね。

 

春一番という爽やかな名前に騙されずに、皆さんも注意するようにしてください。

 

以上、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

ganboo

自分の飼い猫が可愛くて仕方ない、ぽっちゃりデブのganbooと申します。 ダイエットしようにもなかなかうまくいきません。くそう。。 ここでは、自分の気になった事等を調べたものが掲載されております。ご紹介する記事が少しでも皆様にお役に立てれば幸いでございます。 では皆さまごゆるりとどうぞ